漫画「ご近所物語」矢沢 あい

キラキラ星人が大活躍?

「パラダイスキス」の過去にあたる作品。
実和子のお姉さんが主人公の作品です。
世間では、「ご近所物語」の方が有名なのでしょうが、逆流する形で、手に取ってみました。
(というか、矢沢あい先生は「NANA」の作者なのですね…最近知りました…)


ぼんやりと、登場人物たちのその後の未来を知ってしまっているし、母・留里子が吐いた時点で、実和子、嵐、ヒロくんの親が、誰なのかも見当がついてしまうわけです。
(嵐の母だと思われる人物が、最終回になっても妊娠しないので、少し不安になりましたが)

実果子とツトムの仲が進展していく前半は、典型的な少女漫画という印象もあり、読み進めるのが辛い部分もありました。
しかし、登場人物たちが後半になるにつれ、生き生きと動き出します。
これぞ、真骨頂。
俄然面白くなって、引き込まれました。

主人公の二人よりも、勇介とバディ子、歩の3人の関係のほうが面白い、というのも印象的でした。
最後は、みんなして、なんだかうまくいく、という展開も、遊び心を感じて面白かったです。

それにしても、キラキラ星人の謎は、「ご近所物語」「パラダイスキス」の両方を読んでも、判明しないのですね…。


ご近所物語―完全版 (1)Bookご近所物語―完全版 (1)


著者:矢沢 あい

販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


| | コメント (0) | トラックバック (0)

漫画「ハチミツとクローバー」羽海野 チカ

青春じゃああああああ

美大に通う、学生たちの恋愛と友情。
青春ラブコメです。

青春かあ…なんだか遠い日の出来事ですね…。

主人公たちのような、まっすぐな心が、自分にもあったのか、もうそれすらも思い出せないのですが(笑)。
それでも、そんな姿を見ているのは、清々しいものです。

ちょっと間違うと、ものすごく暗くなってしまうようなエピソードも多いのですが、
(野宮さんとか、リカさんとか、森田先輩の過去とか…ね)
随所に散りばめられた、おふざけが、見事にそれを吹き飛ばしてくれます。
見事な構成です。

みんな、結局はイイやつなのも、読んでいて安心感がありました。

全て読み終わったあと、自分まで、何か大切なものが思い出に変わってしまったかのような、喪失感を憶えました。
もう読めないのが、本当に寂しい。
竹本君とか、大学出たあとも、よい人生が送れるよう、祈りたくなるくらいです。

あー、あんなに純粋でなくていいから、恋がしたくなりました。
ていうか、もうちょっと、ちゃんと生きよう。

…そう思わせてくれた、作品でした。


ハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)Bookハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)


著者:羽海野 チカ

販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


| | コメント (0) | トラックバック (0)

漫画「Paradise kiss(パラダイス キス)」矢沢 あい

カバーの蜘蛛の巣デザインがナイス

進学校に通う女子高生が、服飾科の生徒にモデルとしてスカウトされ、変な世界に巻き込まれてしまう話。

ジョージと付き合うことで、蝕まれつつ、もがく、ヒロイン紫の姿が泣けます(?)。
登場人物は少なめですが、その分ひとりひとりがしっかりと描かれていて、読みごたえがありました。
個人的には、山本くんのエピソードがお気に入りです。
(賛同は出来ないけれど)

全5巻という長さもちょうど良く、久々に首尾一貫した漫画を読めた、と思いました。
ステキな、私の知らない世界をありがとう。


Paradise kiss (1) (Feelコミックス)BookParadise kiss (1) (Feelコミックス)


著者:矢沢 あい

販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


| | コメント (0) | トラックバック (1)

漫画「さよなら、パパ。」高橋しん

「いいひと。」の登場人物による短編集

「いいひと。」のみっちゃんや、二階堂さんたちを主人公にした、短編集。

「いいひと。」が好きだった人には楽しめる作品と言えるでしょう。

高橋しん先生は、やはりひとつひとつのセリフに魅力があります。
それをもっとも良い形で表現されていたのが「いいひと。」だったの思うので、関連の作品が出ることは歓迎です。


ただ、たぶん本編を読んでいない方には感情移入しにくい気がしますが…。

独特の作風も、入り込むまでに時間がかかりますし。

一応そういう方のための基礎知識用語集がついていたのですが、これに関してはイマイチでした。

笑わせようとしているのが、スベっているような。
用語集は難しいです。
作者のコメントが読めるのは嬉しいのですが。

久々に「いいひと。」を読む人が、登場人物を思い出すためにはちょうど良いと言うことでしょうか。


最近会わなくなってしまった人から、近況報告を受けたような気持ちになれる作品。

もう一度、本編も読み直してみたくなりました。

Bookさよなら、ぱぱ。―「いいひと。」another story集 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

著者:高橋 しん
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)