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漫画「パイナップルARMY」浦沢直樹・工藤かずや

時代を先取りしすぎたのかも?

数々の戦場をくぐり抜けた、日系の傭兵。
彼は戦場を離れ、戦闘インストラクターとして、日々を過ごしていた…。


かなり昔の作品ですが、戦場やテロのウンチクは、現在の方が、よりリアリティを感じるようなってしまいました。
外国間の政情なども、詳しく描写されていて、読み応え充分です。

凝りすぎていて、状況が飲み込みづらい話もありますが、一話完結の物語が多く、読みやすい工夫が施されています。

浦沢先生の作品の中では、あまり有名な作品ではなかったので、それほど期待せずに読み始めたのですが、良い意味で期待を裏切られました。

また、海外が舞台で、重火器による実戦が多数登場するなど、「MONSTER」に通じるものがあります。
ファンはチェックして、損はないと思います。
隠れた名作。面白かったです。


パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫)BookパイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫)


著者:浦沢 直樹,工藤 かずや

販売元:小学館
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漫画「大阪ハムレット」森下裕美

まさか、このような作風で来るとは…

「少年アシベ」「ここだけのふたり!!」など、4コマギャグ漫画で有名な森下裕美先生の異色作。
これまでの作風とは違い、この漫画は骨太な人間ドラマが繰り広げられる、ストーリー漫画となっています。

これは、さすがに驚きました。
アジタ君みたいなカッパは出てこないのですね。

大阪を舞台に、一話完結の読み切りタイプです。
中学生や主婦など、普通の人々にスポットライトを当てています。

少し特殊な状況に置かれているものの、あの人もこの人も、どこにでもいそうな人ばかり。
強引に例を挙げれば、「中学生日記」に近いでしょうか。
もっとも、「中学生日記」みたいに、唐突な終わり方はしません(笑)。
きっちりと、納得のいく結末が用意されていて、読後感も良いです。

ギャグ漫画を期待すると、面を喰らいますが、ストーリー漫画としては読み応え充分。
とても面白かったです。

大阪ハムレット (1) (ACTION COMICS)Book大阪ハムレット (1) (ACTION COMICS)

著者:森下 裕美
販売元:双葉社
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漫画「TVウォッチャーの熱情」荒井清和

解説を読んでいると、どんどん面白くなってくる。

ほぼ日イトイ新聞で連載している、4コマ漫画の単行本化、第二弾。

芸能人やテレビ番組をネタにした、ギャグ漫画です。
ネタ自体は、ダジャレや番組のもしもシリーズなど、オーソドックスなものなのですが、その設定がとても複雑です。
単行本化の宿命として、ネタが古くなっているのも厳しいところ。

しかし、それを見事に補っているのが、糸井重里さんをはじめとする、イトイ新聞の解説陣。
なんと、1つの4コマに対して、1ページも割いています。

これがとても楽しく、その解説を読んでいると、4コマまで面白くなってくるという、謎の本でした。
4コマ漫画が複雑なら、本の構成までもが複雑。

テレビ好きなら、楽しめること間違いなしの一冊です。

…値段が高いけれど。

TVウォッチャーの熱情BookTVウォッチャーの熱情

著者:荒井清和
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小説「ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショート」星新一

星新一を振り返るのに最適

新井素子・編の、「網羅」を目指した、星新一ショートショート集です。
中学生時代に、ほとんど読んだはずの星新一先生ですが、久々に読み返したくなり、手に取ってみました。

今読んでも、まったく色あせていないですね。
アイディア勝負の作品と、読みやすい文章が、とても心地よいです。

ショートショートなので、一話一話が短いのも、ありがたいです。
ちょっとした合間に読むのに、ちょうど良かったです。
(本自体は分厚いので、気軽な感じではありませんが)

星新一先生によるエッセイ「ほしのくずかご」と、新井素子先生による解説も収録されていて、
先生の人となりを知ることができたのも嬉しかったです。

「四で割って」「盗賊会社」「午後の恐竜」…
完全に忘れていてもう一度驚かされた作品に、展開を完全に覚えていた作品。
どちらの場合も、文句なしに楽しめました。

もう一度、ぜんぶ読み直したいですが…1001作品!?


ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショートBookほしのはじまり―決定版 星新一ショートショート


著者:星 新一

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