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漫画「ご近所物語」矢沢 あい

キラキラ星人が大活躍?

「パラダイスキス」の過去にあたる作品。
実和子のお姉さんが主人公の作品です。
世間では、「ご近所物語」の方が有名なのでしょうが、逆流する形で、手に取ってみました。
(というか、矢沢あい先生は「NANA」の作者なのですね…最近知りました…)


ぼんやりと、登場人物たちのその後の未来を知ってしまっているし、母・留里子が吐いた時点で、実和子、嵐、ヒロくんの親が、誰なのかも見当がついてしまうわけです。
(嵐の母だと思われる人物が、最終回になっても妊娠しないので、少し不安になりましたが)

実果子とツトムの仲が進展していく前半は、典型的な少女漫画という印象もあり、読み進めるのが辛い部分もありました。
しかし、登場人物たちが後半になるにつれ、生き生きと動き出します。
これぞ、真骨頂。
俄然面白くなって、引き込まれました。

主人公の二人よりも、勇介とバディ子、歩の3人の関係のほうが面白い、というのも印象的でした。
最後は、みんなして、なんだかうまくいく、という展開も、遊び心を感じて面白かったです。

それにしても、キラキラ星人の謎は、「ご近所物語」「パラダイスキス」の両方を読んでも、判明しないのですね…。


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小説「神と野獣の日」松本清張

松本清張おそるべし

外国から核ミサイルが、東京へ向けて誤発射されたという報告が。
残された時間は、わずか数十分。
政府は苦渋の決断の末、その事実を発表することに…。


松本清張によるSF的小説。
社会派の推理小説作家の大御所が、このような作品を発表されていることに、まず驚きました。
そして、それ以上に驚いたのが、その内容。
面白い!

さすがというべきか、政府や人々の翻弄される姿が、とてもリアルで、本当に核兵器が飛んできたら、こんな感じの騒ぎになるかもしれない、と思わされました。
ブラックユーモアも随所に効いていて、乾いた笑いを誘います。
安全圏に到達したとたんに、圧力団体を気にする政治家や、地下に逃げ込もうとする人々の滑稽さが、何ともいえません。

でも、実際、核兵器から逃げられないとわかったら…自分の精神がどうなってしまうのか、想像もつきません。
醜態は晒したくないけれど…無理だろうなあ。


神と野獣の日 (角川文庫)Book神と野獣の日 (角川文庫)


著者:松本 清張

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