児童文学「あやうしズッコケ探険隊」那須 正幹
無人島で猛獣に遭遇したズッコケ三人組の運命は…!?
ズッコケシリーズ4作目の作品。
1980年発行。
国鉄とか出てきます。
時代が違いますが、冒険に時代は関係ありません。
無人島のような場所にたどり着いてしまったズッコケ三人組。
島での奮闘ぶりを描いた作品です。
島での食料調達や、住居の確保など、問題は山積み。
しかし、三人がそれぞれ得意分野をいかし、楽しそうに生活する様は、読んでいて楽しいです。
行動派のハチベエ、知識の豊富なハカセ、食事の研究に熱心なモーちゃん。
お互いを認め合い、弱気になったときは励まし合う。
ズッコケ三人組がこれほど団結している作品は案外少ないので、貴重です。
そして、後半には新たな人物との交流が。
この人物の登場により、物語は新たな一面を持ちます。
なぜこの人は、あのような人生を選択したのでしょう。
そこには、一見楽しそうで、気楽な無人島生活の厳しい現実が見え隠れします。
ユリの根を食べて、魚を釣って…それだけで、生きていくことは出来ません。
生きていくことは大変なことです。
もっと楽ちんに生きる方法はないのでしょうか。
児童書を読み返している時に何を考えているんだ、私は。
…しかし、そんなことを考えさせてくれる一冊でした。
![]() | あやうしズッコケ探険隊 (こども文学館 20)
著者:那須 正幹 |
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